FAAVO大阪インタビュー

FAAVO大阪運営の中心人物である、川辺さんへのインタビューをお送りします。(取材日:2014年10月
幸村スーツは勿論、FAAVO大阪はプロジェクトも大阪のエリアに限定されているにもかかわらず月平均3つ以上のプロジェクトが上がり、また、2014年10月の成功率は6つ中5つが成功とかなり高い成功率を誇っています。
今回のインタビューでは、川辺さんがFAAVO大阪の運営に携わることになった経緯や、起案者さんがクラウドファンディングをするにあたって、重要なプロジェクトの作り方、考え方をお話いただきました。

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FAAVO大阪の運営に携わるきっかけ

増田:
こんにちは!川辺さん!わざわざ弊社までお越し下さり有り難うございます。早速ですが、まずは川辺さんがFAAVOを始めるに至った経緯を伺ってもよろしいですか。

川辺:
2009年くらいから、「Twitterで大阪を元気にする会」というものをやっていたんですね。この会は何かって言うと、フォロワーを増やしていこうというもので、一人1万フォロワーを目指そうと。そういう人たちを集めて、その人達の発信力で大阪を元気にしよう、というものなんですね。今協力してくれていく人たちもこの時の仲間が多いですね。
それで、Twitterの次はFacebookを使って業績をあげようと。そのFacebookでつながった人たちも、経営者、起業したての人、勉強会でお会いした人だったりと、熱い人達が集まっているんです。こういう人たちも今の活動を応援してもらっています。
続いて、今度はブログで大阪を盛り上げよう!となって、「まちブログ」というものを始めたんです。そこで定期的に行われている勉強会で知り合った人が「FAAVOって知ってるか?」と紹介されて、「地域特化型」でやっているというところが「まちブログ」と共通していてビビッと来まして、早速問合せてすぐ「やりましょう!」となったのです。
だから、今の状態には歴史があるんですね。ぱっとクラウドファンディング始めよ!っと思ってできたわけではないです。

増田:
なるほどです。では、実際にFAAVO大阪を始めるとなってから、オープン以前に準備されたことなどはありますか。

川辺:
はい。オーナー制度についてのお話を伺って、これは1社では無理だなと思ったんですね。そこで、仲間集めをまずはじめにやりました。今、パートナーさんとしてFAAVO大阪に掲載されている人たちは、これまでTwitter、Facebook、ブログなどで出会った仲間たちです。あとは、「中小企業家同友会」という中小企業家が集まる勉強会がありまして、その仲間たちも協力してくれています。IT系、中小企業関係、NPOなどいろいろな方面から集まってきてくれて、偏りがないのも良いと思っています。
社会貢献、ものづくり、イベントなどバランスよくプロジェクトが集まってきます。
そして、その仲間たちにFAAVOを始めるにあたって協賛金を最初に募ったんですね。ある程度、軍資金があるのでもしプロジェクトがでてこなくても安心かなというところでスタートしたんです。

たくさんの人と会い、そして説明会を開きまくった

増田:
プロジェクトがコンスタントに上がってくるのは、ひとつには川辺さんのFAAVO大阪を始める以前のご経験、つながりに要因があるのですね。では、FAAVO大阪のオープン以降、プロジェクトを発掘するためにおこなっていることはありますか?

川辺:
最初はいろんなところに行きまくりましたね。
あと、説明会をこれまでに月に2、3回くらいのペースで開いているんですね。商工会議所とか区役所ですとか。この説明会を聞いた人が、1,2ヶ月後になって、クラウドファンディングをやりたいって言って来てるんです。そういう人たちはやっぱり当初はよくわからなくて、様子見だったんですね。でも最近になって、だんだん理解が深まってきて、周りも始めてるし自分もやってみようっとなっているような人が増えてきたと思います。そういう段階にきている気がしますね。毎日お問合せが来ますよ。

増田:
説明会を開いてもすぐに起案につながるというわけではないんですね。ただ、そういった問合せはどういった経路で来ますか。

川辺:
Facebookからが多いですね。「前に講演を聞いたんですけど、クラウドファンディングをやってみたいので、話し聞いてもらえますか?」というお問合せが一日一件くらい来ます。それを受けて、「◯日に来てください!」という形で、1時間で無料のコンサルタントのような事をします。みなさん、まだ勝手がわかっていないので、いろいろアドバイスをすると、「なるほど!そうやってできるんですか!すぐやります!」って喜んで帰りますよ(笑)

クラウドファンディングは「相談窓口」が必要

増田:
そういった起案者さんは最初はどういったテンションで来られるんですか。

川辺:
自信半分、迷い半分といったところですかね。「こんなん考えてるんですけど、集まるんでしょうか?」というような人が多いですね。みんな悩んでいます。みんな相談したがっているので、クラウドファンディングは「相談窓口」が必要です。そういうひとたちって、東京まで(相談に)いくのは難しいんですね。でも、身近にそういう窓口があれば行こうかな、ってなるんですね。そうしたひとたちと1時間はなして、後押ししてあげるんですね。オーナーさんという形で「相談窓口」を日本全国におけるのは、FAAVOの強みだと思いますよ。
悩んでいる部分としては特にリターンですね。みんないいプロジェクトのアイデアを持ってるんですよ。世の中よくしたいとか、地元よくしたいと本気で思ってる。でも、なにをリターン品にしたらいいかわからない、という人が多い。そこで、「これを返したらいいんですよ」と教えてあげると、「あぁー!」となります。

FAAVO大阪は3名で運営

増田:
ただ、そのようにコンスタントにプロジェクトが上がってくるのは嬉しい半面、かなり対応も大変かと思いますがいかがでしょうか。体制などを教えていただけますか?

川辺:
主に3人体制で行っています。一番初めの問合せは、全部私に集中してきます。パートナーさん、本部、私に直接来たものなど問合せはすべて私が対応します。もともと私は経営者なので、目利きじゃないですけど、ぱっとその場でファンディングできるかどうか判断します。このスピード感は大事です。そして、ファンディングできるとなったら、ページ制作のものに引き継いで、プロジェクトページの作成に入ります。あと一人は、先生のような役割で、イベントでのプレゼンがメインです。

川辺さんの考える5つのプロジェクト目利きポイント

増田:
どういった点をみてファンディングできるか目利きしていますか。

川辺:
うーむ、まずは私がやりたいとかやりたくないかというのはあります(笑)
でも、重要なのは、「①わかりやすさ」ですね。お問合せ頂いた話を聞いて「わかるけど、わかりにくいなぁ」というプロジェクトは「もっとわかりやすくしてください!」とアドバイスします。
あと、「②リターン」ですね。「リターン」設計ができるかできないかが大きいです。リターン品がスムーズに、そしてシンプルに決まるものは成功します。複雑なものは、成功しづらいです。

増田:
確かに、「わかりやすさ」と「リターン品」は大事ですね。「わかりやすい」プロジェクトはテキスト作成もてこずらず、「リターン品」設計もスムーズに決まるので、プロジェクトページの作成期間がかなり短くなるんですね。つまり、傾向としてはページの作成期間が短いPJほど成功率がたかい印象があります。

川辺:
先ほど申し上げた「自分がやりたいかやりたくないか」というのは冗談としても「わかりやすさ」に加えて「③面白さ」は重要です。ページを見ている人もぱっと判断しますからね。正直ずーっと読ませたらダメなのかもしれないです。ぱっとみて「支援しよ!」とか「面白い!」というふうに思わせるプロジェクト(ページ)づくりをしなくてはいけないと思います。
「面白さ」は大事ですね。つまり、見たことのないプロジェクト。どこかで見たことあるなぁとか、どこかのパクリだなぁとか思われてしまうと応援したくなくなってしまうと思います。「これは新しい!面白い!」と思ってもらえないと、読んでももらえない。

増田:
そうですね。最近Twitterの重要性を再認識されたと以前伺いましたが、そこと通じる話ですね。やはり、広報の際にFacebookばかりだと、たとえばプロジェクトに新規性がなくても、知り合いであれば協力してもらえる可能性があります。「新規性」や「面白さ」で支援の輪を広げていくためには、やはりTwitterに投稿して、いかにリツイートされるかというのが大事ということですね。

川辺:
そうです。Twitterで盛り上がるプロジェクトをしなければいけない。Facebookだと結局「クラウド」にならないんですね、知り合いばかりなので。Twitterの活用方法も考えないといけないですね。
あと最近増えてきているクラウドファンディングのキュレーションサイトに取り上げられたりとか。

増田:
では、プロジェクトの内容以外で、重要となってくる要素はありますか?

川辺:
④仲間はいますか?」ですね。クラウドファンディングは一人でせいこうさせるのは難しいです。5人はいないと難しいです。10人いると良いです。なので、ひとりでやろうとしている人に対しては、チームを組んでくださいという話はしますね。10人位集めたら、また説明に来ますからというふうに案内をすることもあります。やっぱり広報時の広がりだったり、最後は足が大事だったりするので、チームは重要です。
あと、「⑤本気度」も図りますね。たとえば以前、300万出したいという案件があって、試し冗談で「足りなかったら自分で出せますか?」って聞いてみたんですね。そしたら、「出します!」とおっしゃった方がいました。結果的にさすがに自分で出すことはなく、成功させることが出来ました。でも、クラウドファンディングって、じつはとても泥臭くもあるので、なにがなんでも成立させるんだという「本気度」はとても重要です。

増田:
ページをみると、勝手に達成率が上がっていくようなイメージがありますが、裏では起案者さんの広報の努力があるんですよね。

川辺:
本気度を図る指標として、「イベントで人前で話せますか?」という話もしますね。「人前で喋るの無理です。」っていう人はダメですね。

増田:
確かに人前に出られるか、というのは重要だなと思います。細かい話ではあるんですが、「本気度」ってFAAVOの起案者さんのアイコンにあらわれている気がするんですね。他のクラウドファンディングでも言われている成功の秘訣として「アイコンはしっかり起案者さんの写真を使いましょう」というのがあります。これはもちろん、それによって閲覧者によい印象を与えるというのもあるのでしょうが、アイコンを自分の顔にするということは、ネット上でしっかり顔を出して、お金を集める覚悟があるということだと思うんですね。アイコンひとつとっても「本気度」が現れる気がします。

川辺:
イベントでのプレゼン大会はとても重要です。やはり、実際にあって話を聞くのと、プロジェクトページをみて内容をしるのとでは、全く異なる体験なので。そこでしっかり自分のやりたいことを大勢の前でプレゼンすることができるか、はプロジェクトの成否を大きく左右すると思います。

増田:
なるほど、今日は、川辺さんのがFAAVO運営に携わるきっかけや、プロジェクトの品評の仕方まで、いろいろお話いただきありがとうございます。これからエリアオーナーを考えている方や、プロジェクトを始めようとしている方の参考にもなったかと思います。

本日はありがとうございました!

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